ギャルへの執拗なリスペクト
高3の女子高校生には2種類しかない。
ギャルとギャルになれなかった女
この2種類しかない。
ならなかったのではなく、なれなかったのだ。
高3でこれからギャルになる人はいない。
高校を卒業してからパリピになろうが、髪を染めようが、それはもう“そういう人”なのだ。
高校時代にギャルになれなかった女は、それからずっとギャルになれなかった女の人生を歩む。
そして、私はギャルになれなかった。
こんな大げさに発表することではない。
だってギャルははてブをやらない。
賭けてもいい。はてブユーザーにギャルは1人もいない。
ギャルはもっと私が知らないようなSNSをやってる。
私の言うギャルとはそこらのキラキラJKのことじゃない。
ギャルは髪は脱色して、高校は校則のあるような無いような美容系とかに行ってて、湧きどころのわからない金を持っている。そういう生き物のことである。可愛いとエロいと汚いのせめぎ合い。それがギャル。
私はギャルになりたかった。
ギャルになりたくて、ただ勇気がなくて、ここまで来てしまった。
もう私はギャルになれない。
そのことが悲しくて、悔しくて、この間本当に泣いた。
メンヘラもびっくりの情緒で生きている受験生だから、深夜2時に号泣した。
私はもうギャルになれない。
中学受験はよく「両親が無理やり勉強をさせて、子どもは操り人形のように塾に通う」的な描写をされる。
でも私は中学受験をしたことに後悔はない。
そのせいで性格が歪んだとしても、私は小3の頃自分で塾のパンフを見て受験がしたいと親に訴えた。
中学時代アイドルやお笑いのライブに行きまくれたのは中学受験をしたおかげだし後悔は全くない。
だが、気づけばそこで既に私はギャルにならない人生へと駒を進めていた。
それでもギャルになるチャンスはあった。
中2の頃退学した友達のLINEアイコンは最近自撮りに変わっていた。金髪だった。
宝塚に入団したいから、という退学理由はどこまで本気だったのかわからない。
結局私は退学をする勇気もなく、かと言ってマジメに勉強するわけでもなく。そのうちに高3になって、大学は行こうと思ってたから受験することになった。
別に後悔してるってほどじゃない。
ギャルになってたら経験できなかったこともあっただろうと思う。
でも
ギャルは本当に楽しそうだ。
すれ違うギャルが大声で笑ってる。通行人が顔をしかめる。
そんなことも気にせずギャルは通り過ぎていく。
私の存在など視界に入れることもなく。入ったとしても、なんかダセェのがいるなくらいにしか思わないだろう。
私は人間としてギャルに負けている。
毎日毎日「明日こそ染める」と思ってた髪は黒いままだし、バイトの一つもしたことがない。
レジの打ち方はわからないし、男性と付き合ったこともない。
ギャルを嘲笑う友人たちよ
勉強に励む受験生よ
私はまたこんなブログを書いて時間を無駄にした。
大した話でもないのにダラダラ書いて、君たちが英単語を覚える時間で私はこのブログを書いた。
これが、
ギャルになれなかった女の遠吠えだ。
そして気づいて欲しい。
君もまた、ギャルになれなかった出来損ないの人間であることに。
その黒髪の重さに耐えきれず潰れてしまえ。
ペンを持つのに適さない爪に憧れてしまえ。
アナルと言わせろ
この間書いたブログがたくさんの方に読んていただけたようで、過去最多アクセスを記録しました。
こういう紹介のされ方をしていたのは笑いました。
(貼られているURLが私のブログです)
しかも今の人気記事ランキングがこんな感じで、
思想が強そう。
産婦人科が地獄なことと女性専用車両の廃止を訴える「夢の途中ブログ」。こういう奴が原爆にファットマンとかって名前つけるんだろうな。
当方、みんなに笑顔を届けることをコンセプトに運営しているウケ狙いブログなのであのほんとこれからもよろしくお願いします。
(タイトルの付け方はマジで反省)
私はもう何のメッセージ性もないブログを書く!!
思えば、このブログを始めたときは所持金が2円しか無いとか通信制限にかかったとかそんなことばかり書いてた。初心に戻ろう。女性専用車両は必要!以上!
アナルみたいだね
突然アナルと言ってすみません。
この間、友だちが新しいシュシュを買ったんだ〜と見せてくれたのでそれについて述べた私の感想です。
いやいやいや
ウケ狙いよ?
ちょっとクシュクシュしてたから、まぁシュシュってそういうもんなんだけど、たぶん名前の由来もそこだし。
「アナルみたーい」
って。
別に満点大笑いじゃなくて良いから、中笑いが欲しかったの。君の笑顔が見たくて。
マジで怒られました。
なんかね、最近思うんですけど私が思ってるほど「アナル」はポップではない。
女子高校生が使うにしてはちょっと重いらしい。
マジで?
アナルって響きかわいくないですか?
私はブログで女子高校生という身分を明かしてる以上あまりに下品な下ネタは言いたくないな〜と思っています。
そう言う笑いもあると思いますが、なんか「JKなのにこんなことも言っちゃいます!」感がありすぎるのは避けようと思ってます。
だけどアナルはOKラインだと思ってた。それくらいの感覚。
語感がポップじゃないですか?海外のグミとかにありそう。
「まゆげ」と「アナル」だったらどっちがインスタ映えですか?って話よ?今してんのはそういう話だから。
#まゆげ と #あなる ならって話よ?
まゆげはいいね3だわ。2個はヲタ友で残りの1個は自分の裏垢でしょ。
物自体のことは言ってません。
言葉そのものの話です。アナルそのものはかわいくないし、インスタに載せたら多分犯罪。
おっぱいより私は好きですねアナルの語感が。
なんかおっぱいは「ぱ」辺りで突然罪悪感が来る。
あっなんかごめん下ネタ言って、大丈夫?
あとまだ「ぱい」残ってるけど言っていい空気?
みたいな。そういう感じ。
その点アナルはするするっといきますね。だからするする言いますよね。
そして空気が凍ったんですよ。
は〜〜〜????ブチギレだかんな???
さっきまで2次元の男見て「ぶち犯〜(ブチ犯したいの略)」とか言ってたのに、なに突然初潮前の女みたいな顔してるんですか〜???
女子校特有の男目線の下ネタは笑えるのに、女目線の下ネタには黙り込んでしまう例のアレか?
※女子校出身で無い方のための注釈
例のアレとは
…「抜ける!」だの「勃つ!!」だのは大声で言うくせに、「濡れる」等の言葉には恥じらいを持つ特性。基本的に主語が自分になるような猥談にはめっぽう弱い。
「○○くんエロいよね!抜ける」「わかる〜シコい〜」という会話内で「○○くんに抱かれたい」などというと白けちゃう。下ネタで綱渡りすんなって
説明が下手なのでこのブログの読者はみんな一度女子校に入学して欲しい。
そんなことはどうでもいい。
というかこのブログ自体どうでもいい。
アナルに例えると怒られるのはわかった。まぁそりゃそうだ。アナルだって「アナルみたいですね」って言われたら怒る。
「誰も傷つけない笑い」という言葉があります。
「誰も傷つかないお笑いが好き」なんて言う人がいます。
バカめ。
私は誰かを傷つけても笑えればなんでも好きだ。
むしろ深夜ラジオで芸人が誰かの悪口を言ってたり、見たあと不快になるコントだったりが好きだ。
ピー音を聞かせろ。顔を黒く塗れ。人間を採取しろ。
誰かが傷つくとか迷惑かかるとか考えてこんなネットの隅で文字なんか書きたくない。
何をこれくらいで大げさな、1000アクセスくらいで有名人気取りか?って。
そうだよ、ってか読者1人の時から私はずっと有名人気取りだ。
誰かを笑顔にするためのネタで誰かが傷つけ。
そしたらその傷ついたやつがまた誰かを笑顔にしろ。そしてまた誰かを傷つける。
そうやって笑顔の輪っかをつくれ。
人類みんな幸せだ。
アナルって気軽に言いたい!しか言ってないこのブログにも傷つく人がいるかもしれない。それはごめんな。でもそんなことばかり考えたくないんだ。
受験勉強しんどすぎるわ。娯楽がなさすぎる。
だからさ、言いたいことくらい言わせてくれよ…。
あなる
女性専用車両で痴漢に遭いました
女性専用車両でも痴漢は起きる。
基本的に女性専用車両は「痴漢に遭わない」こと以外はほとんど終了している。
香水の匂いが混ざった”いい匂いの概念”にクラクラするし、痴漢を避けたい女が襲来するのでなんなら他の車両より混んでる。
痴漢されちゃうかも…という自過剰な女が集まってるためそれはもう足を踏んだりバッグで頭を抑えたり女のマウント取り合戦がすぐに始まる。
まさに女の悪いとこ全部乗せ。
そんなそんな〜トッピング無料だからってそんなに乗せられちゃ困るよ〜〜キャ〜こりゃ店仕舞いだ〜〜〜〜〜ドッシ〜ン
それでも痴漢は嫌だし、おじさんの加齢臭より香水のほうが耐えられると信じてみんな乗ってる。
始まりは4月中頃。
できる限り心を無にして電車に詰められた私。
朝からフラカンの深夜高速を聴いてる激エモ女の私。
手を握られました
痴漢されたときやってみたい(痴漢はされたくないけど)リアクションNo.1の「当たっちゃっただけ…だよね?」という反応をすることもなく、確信だけがあった。
いやいやだって恋人繋ぎよ?
だって恋人繋ぎなんだもーん☆よ?
とりあえず手を離そうとするけど逃げられない。知ってた?恋人繋ぎって逃げらんないの。だってほら、指がアレだから。繋がってるから。
でも相手の顔見たら綺麗なOLさんだったから許した(綺麗なOLさんにも法律は適応されるが合意の上の痴漢は犯罪ではないので)
そんなこんなで私の手繋ぎ登校がスタートした。
最初の3日くらいはドキドキしたけど、慣れてしまえばなんてことは無くて空いてる方の手では単語帳を見たりし始めた。
こうなるともう別れる寸前のカップルの投げやりなスキンシップと変わらない。
すごい参考にならないリア充体験版。そこじゃないんだよ私がプレイしたい部分は。
本当にOLさんが綺麗でよかった。
佐久間由衣みたいな顔してる。
佐久間由衣マジで好き。ひよっこの時から可愛いと思ってたけどこの前の世にも奇妙で本格的に惚れた。好き。
そんな彼女は社内のマドンナかもしれないし、もしかしたら彼氏もいるかもしれない。なのに朝はこんなちんちくりんの私と手を繋いで出社してるのだ。
これって痴漢なの?と思ったのでフォロワー30人以下のブログアカウントでアンケートを取りました。
(最近はもっぱら”面白いこと考えてそうな人のファボ欄”を作ることに専念してTwitterしてます。楽しくはないです)
朝の女性専用車両内で3日連続、知らないOLに恋人繋ぎをさせられてるんですがこれは
— 泥餅 (@dotooo0) 2018年4月26日
痴漢でした。
やっぱ痴漢か〜〜〜〜
痴漢OLは
ある日、消えた。
私はいつもと同じ電車に乗った。
OLは、いなかった。
その次の日も、また次も、それ以来ずっとあのOLに会うことはない。
出社時間が変わったのかもしれない
使う電車が変わったのかもしれない
他にお気に入りの女の子を見つけたかもしれない
もうこんなことやめようと思ったのかもしれない
毎朝どれだけ近くで皮膚が触れていても、もう彼女について知る術はない。
ただ、ふと電車が揺れたとき
隣に立っている女の手を凝視してしまう時がある。
男臭い車両を飛び出し、ここなら安全だと思い電車に揺られるその手に。
恋愛感情とも性的興奮とも違う。
乳児は母の腹から出た不安定さで泣くらしい。いつもそばにあった母の体温が離れた心細さが原因で泣くってどっかの感受性豊かな女が言ってた。
それ。
それに近い。
失った手の感覚を求めそうになって、私は両手で単語帳を強く握る。
doubtful 疑問のある
dubious いかがわしい
ふと思う。
あのOLもまた、レズでもバイでもなかったのかもしれない、と。
彼女もまた被害者だったのかもしれない。
誰かに手を繋がれ、それを失い、縋った先が私だったのかもしれない。
eminent 著名な
imminent 差し迫る
女性専用車両の中で密かに繋がる手つなぎ痴漢のリレーを想像する。それはめちゃくちゃバカバカしくて危険で甘やかな。
私は拳を固めて、そのリレーを止める。
スーパーマンにでもなったような気分だった。
healthy 健康な
healthful 健康に良い
ドアが開く。
なだれ込む女の群れに逆らってホームに降りる。途中で誰かの舌打ちが聞こえた。
単語帳は3分の1も覚えられていない。
ヤ行とラ行の位置関係納得できない
ヤ行とラ行の位置、感覚的に逆じゃないですか?
やゆよ、わをんのほうがしっくり来ません?
なんでしれっと「らりるれろ」が入るんですか。
辞書引くときとか未だにアレッ?って一瞬なります。まぁほんのコンマ何秒かですけど。こっちも日本人17年やらせてもらってるのでコンマ何秒かで正気を取り戻すんすけど。
あ~〜〜ムズムズする〜〜らりるれろに割り込まれた感じする〜〜
もうほんとこれだけなんです。今回のブログで言いたいのはこれだけです。
ここからラ行への怒りを綴ってみたり、擬人化してみたりすればハイパーオモロブログになる可能性もありますが、そこまで怒ってもいないのに「わたしラ行が許せないんすよぉ!!!」みたいなテンションのブログ書くのは嘘じゃないですか?
私ウソはつきたくないんで。読者にウソとかつけないタイプなんで。
なんなんだろうな。
英語のTもそんな感じする。毎回エッお前そんな後ろにいたっけ?ってなる。感覚的にHの隣くらいにいるのに。私が見るたびに後退していってんじゃないかって思う。
これも全然怒ってませんけど。
バカ丸出しでごめんなさいね。
学校に英語の本だけの図書館みたいなのがあって、本がアルファベット順にならんでるんですけど未だにABCの歌を歌わないとどこに何があるかわかんないです。
ABCD〜EFG〜HIJK〜あっKだ。
Kickだから〜えっと〜ABCD〜EFG〜
つって。
ご機嫌か。
チョコバー食って寝ろ。
と、
こういう独自の視点を持ってブログを書ける人とても尊敬します。私が鼻たらして納得してることに対して敏感に違和感を感じてる人、すごい。
なんか皮肉っぽい言い方しかできないけど、本当にすごいと思う。
「僕実は昔からウンコになりたくてぇ」みたいなブログを書いてるお前。お前のことではないので安心しろ。
みんなからそこそこ共感を得られるけど敏感すぎて生きづらそうな人のことです。
いいな私も生きづらそうって思われたい。
この世そこそこ居心地いいからだめだ。
で、だいたいそういう人のブログなり作品なりを見て「あ〜〜〜それ私も思ってた!!!!」ってなる。
なんなら実際にそれをさも自分が思いついたことかのように友達に言ってみたりする。私はそういう人間です。2ちゃんのネタを自分のエピソードとして話す友達を心底バカにしてたが、私も同じ穴のむじなだ。
本当は毎朝OLに痴漢されてるブログを先に上げるべきだってこともわかってる。
でももしそんなブログを書いてる間に誰かが「ラ行とヤ行の位置みんな違和感あるんじゃない?検証してみた!」とかってブログだしたらどうすんの。
別にその人は私のブログ読んでないだろうから上げるものは上げるだろうよ。そんなことはどうでもいい。私の気持ちが大事だから。
ヤ行とラ行のことがどれだけの人に共感してもらえるのか、もしかしたら既出なのかもしれないが、とりあえずブログにしてみた。
このネタはフリーなので好きなようにアレンジして友達に共有してみてね。
産婦人科という地獄
産婦人科に通っている。
とだけ言って、聞き手の顔色がどのように変化するのか観察するのは趣味の一つだ。
2年前皮膚科の先生に「あなた首が太いわね」と言われ、一度検査を受けることを勧められた。
いや、どういう喧嘩の売り方?
と思ったものの調べてみると病気だということがわかった。医者というのはすごい。天才かよ。
今のところ”人より首が太い”以外の症状は出ていないが、放置するとなんか大変なことになるらしい。
チョーカーを付けるときちょっとグエッとするかな?と思ってたものの、今まで自分の首が太いと思ったこともなかった。別に太いのは首だけではないのである。
それがどうして産婦人科で定期診察してもらうことに繋がるのか、と聞かれても「産婦人科で診察してもらえ」と言われたからだ。
首科がないから仕方ないのかもしれない。
このとき、私は事態の深刻さを理解していなかった。
親切な妖精「このブログは闘病ブログではないよ♪安心して読んでね♪」
そもそも産婦人科というのは学生の診察を前提としていない。
うちの近くの産婦人科だけかもしれないが、16時には診察終了。週末は休診ときた。やる気あんのか?やる気はあんのかって。どうすんだよ、赤ちゃんは16時以降も生まれんだろうが。
学校から急いで帰ってギリ16時に間に合うレベルだった。もちろん着替える時間もなく、急行に乗って走って産婦人科に向かう。
私は何をやっているんだろうか。
こんなことをするために生まれたんだろうか。
17歳というのは一体何だったのだろうか。
首の太い17歳高校生、初恋はフルハウスのジェシーと言ってるけど本当はパペットマペット。彼氏募集中です。
初めて行ったときは本当にびっくりした。
あまりにも周囲の視線がキツい。
制服で産婦人科の”腹にいる方”の待合室にいるのは相当目立つものだ。
(不妊治療中の方への考慮のため”腹にいる方””いない方”で待合室が分かれている。当然私はいるかいないかで言えば”いない”のだが、不妊治療ではないので”いる方”に案内される。マジ意味わかんなくね?)
産婦人科でこういうこと言うのダメかもしんないけど、シンプルに地獄。
えー産婦人科って地獄だったのー!?意外~www
もうだめだこれ絶対堕ろすと思われてる。
最悪。女だらけの学校で真面目にやってきたのに、今完全に堕ろしにきた女なのである。こんな仕打ちはない。挙句首が太い。
明らかに顔をしかめられる。「縁起の悪いものを見る目」で見られる。そりゃそうだ。ここ”いる方”の待合だもんな。
初回の診察はそうこうしてるうちに名前が呼ばれて、「え???間違ってない?注射初心者???」って思いながら腕の関節から血を抜かれた。腕の関節から抜く血と二の腕から抜く血は違うの?そういう趣向なだけ?
結果として、月一回通うことが決まった。
これは何か対策を練らなければいけない。私は何もせず地獄を受容するか弱い女ではないのだから。
まぁ基礎中の基礎だが、チャラくてはいけない。
処女オーラは元から出てると思っていたものの、”いる方”待合室のフィルターにかかれば天然の処女オーラでは足りないらしい。
黒髪(これは元から)眼鏡(これも標準装備)パンパンの鞄、マスク、スカート膝下、手には英単語帳と文庫本。(文庫本は熟考の末、梶井基次郎の檸檬を持っていった)
完璧だと思われた。
いや実際完璧ではあった。
診察二回目。
名前が呼ばれ、立ち上がった瞬間に
「やっぱりそうよね…」
「多分そうよ…かわいそう」
おばさまたちの声が聞こえる。
あ~、たぶんね、自意識過剰なんだと思うわ。もう聴覚ビンビンだったからさ、多分、多分考え過ぎなんだけど。
これ、強姦被害者だと思われてんな?
その日は腕の関節から抜いた血の検査結果を渡されただけでした。郵送しろそんなもん。
診察室を出て待合室に戻るとまだあのおばさまたちがいる。貴女たちこそ何しに来たんだ。帰ってくれ。
もういよいよ耐えるしかないと思って会計を待つ。永遠とも思える時間を読書でやり過ごす。
言っておくが、ここでスマホをいじってはすべての努力が無駄である。
”小さな命を殺しておいて平気でツムツムをやってる女”だと思われたくない。それだけは無理。
ようやく名前が呼ばれ、もうこの病院から出られると思ったところで
「ピルのほうが出てます」
ピルの方が出てますじゃないよ。誰もそんなん頼んでないんだよ。勝手に出るんじゃないよ。声がでかいんだよ。ばか。
(ピルには避妊目的だけでなく、女性ホルモンを整える働きがあるらしい。)
もう誰の目も見たくなくて、ピルの箱に描いてある目の死んだハリネズミの絵をずっと見ていた。
これが2年前の話である。
それから色々あり、院内報(壁新聞みたいなもの)でコラムを書かせてもらうなど本当に色々あった。
2年もあれば通い始めた頃はまだお腹の中にいた子が、生まれ、お母さんがその子を連れて二人目の検診に来たりする。その間わたしはずっと首を診せていた。
ずいぶん病状は快方に向かい、先日「受験もあることだし一旦診察は中断しましょう」と言われた。
しんどいだけの診察だったが、社会の厳しさ、命の尊さ、自意識を鎮める方法、子どもを授かる奇跡…色々なことを学べた2年間だった。
「泥餅さーん、ピルの方が出てます!」
この声の大きさも、2年間変わることなかった。もはや愛しくさえある。
またここに来るときは、新しい命と一緒かもしれない。そんな晴れやかな気持ちで病院を出た。
「えっ、泥餅ちゃん今産婦人科から出てきた?」
だが、病院を出ても油断はできない。
ブログにするほどでも無かった話つめあわせ
ご無沙汰しております。受験生です。
どうしてもブログを書きたかったんですけど、これといったネタが無いので、今まで書こうと思ってメモしたもののボツにした案をまとめようと思います。
受験勉強の息抜きにお付き合いください。
予定してた内容…男性と付き合ったこともなく、その上女子アイドルが好きだと「レズなのか?」と親からも疑われ始めたので、とりあえずレズ風俗に行かなきゃわかんないよね、という話
ボツ理由…従姉妹がこのブログを読んでるので
余談…行くなら新宿のYURIってところにします
※あみちゃんへ。ブログのことはお母さんには秘密って約束、まだ覚えててくれているかな?
予定してた内容…初めてパン屋で塩バターパンを食べたら美味しかったので、これからは積極的に食べていく。たくさんあるパンの中から塩バターパンを選べるのが大人なのではないかという問題提起
ボツ理由…マジでそれだけなので
余談…やっぱクロワッサンのほうが美味い
予定してた内容…部活(文芸部)で携帯小説をモチーフにした小説を書いたら後輩から「携帯小説ってなんですか?」とコメントを付けられてもう生きてられなかった話
ボツ理由…ジェネギャネタに走るババアにはまだなりたく無かったので
余談…今年入ってきた中1は2005,2006年生まれなので四捨五入したら赤ちゃん
予定してた内容…タイトルそのまんま
ボツ理由…タイトルが全てなので
余談…乳児と高齢者の壁が厚いので、やはり世界征服は難しい
予定してた内容…タイトルそのまんま。最後にさくらももこって名前はエロいって書けば適当にオチると思った
ボツ理由…女子高校生ブロガーのプライド
※あみちゃんへ。受験終わったらまた一緒に遊ぼうね(^^)
私って女子高校生ブロガーなんだなぁ
予定してた内容…動物タワーバトルにドハマりした友人からのリクエスト
ボツ理由…残念ながらこれを面白い文章に昇華できるほどの力を持ち合わせていなかったので
余談…ラクダはクソ
予定してた内容…独り暮らしを始めたら食べなくなる食材ベスト3
ボツ理由…2位以下決められず
余談…高野豆腐なら3食余裕
予定してた内容…アラフィフの母が女子大生みたいなダイエットするのが嫌すぎる件
ボツ理由…初めての検証ブログ(本当に痩せるか)をやろうとしたものの母が2日で飽き終了
余談…今はスムージー置き換えダイエット中
以上です。これからもあたたかく見守ってください
おさな妻に支配された日
テストが終わったら書こうと思ってたことです。テストがめでたく終わったので書きます。いぇいいぇい!!!
先日曽祖父の13回忌があった。
読んでくださってる皆さんにおかれましては突然曽祖父の13回忌の話をされて「お、おう…」という気持ちでしょうが、もう13回忌ともなると親戚一同「お、おう…」という感じなので全然問題ない。
見たことのある親戚や見たことのない親戚、「会うのは8回忌ぶりですね」という固い絆の親戚が集まってそこそこ仲良さげにする会である。
そこで父親の従姉妹に再会した。
父親の従姉妹とは言えまだ30代新妻なNちゃんはめちゃめちゃ可愛いし、私と同じアイドルオタクなので大好きだ。
Nちゃんは相変わらずゆるふわマカロンガールで最高だった。
同じアイドル好きと言っても汗だくになってペンラを振って「あ゛〜〜〜りん゛わっしょい!!」とか言ってるオタクと「まいやんかわいいなぁ…♡うふふ、私も髪型マネしちゃお!」と言ってるオタクは人種が違う。泣いちゃいそうだよ。
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これは小学生の頃流行った泣いちゃいそうだよシリーズ
そんな話をしていたらNちゃんが「いいなぁ泥餅ちゃんはまだ高校生だもんね〜私なんかおばさんになっちゃった」とか言い出した。
おほほ、何をおっしゃいます、おほほほ。
という感じなのだが、矢継ぎ早に自虐を重ねるNちゃんになんと言ったらいいのかわからなかった。
「こないだ砂糖とお塩間違えちゃった〜」とか言うのでこっちはメガネ光らせて「それは老化というより萌えというものではないでしょうか」と返したくなる。
いやまぁ、普通に「そんなことないよぉ〜」と言えばいいのだ。言おう言おうと思ったとき
幼な妻
という言葉が頭をかすめる。
幼な妻…おさな妻……
私今おさな妻と話してるわ
大丈夫ですか?ついてこれてます?これずっとテスト期間中熟成させてたネタなんですけど、熟成させすぎて腐ってたりします??私も今書きながら「おやおや思っていたより面白いエピソードではないぞ」とは思ってますよ。ふざけんなよ。
おさな妻
ふふ、もっと本当は頭パンパンになるくらいデカデカと浮かんだんですけど、これより大きい文字の打ち方がわからんのですわ。
「え〜全然おばさんなんかじゃないよぉ」
やっとの思いで出した声はめちゃめちゃ裏返って、親戚中の注目を集めたのでした。
天国のひいおじいちゃんへ
お元気ですか。
5歳だった私もこんなに大きくなり、テスト勉強の合間にブログの内容を考えて現実逃避したりする立派な女性になりました。
「字体とか色変えて面白いっぽく見せるブログは逃げ」というめちゃめちゃ尖ったことをブログ始める前はツイートしてたんですが、もう最近は何も考えていません。
そうやって自分が馬鹿にしていた大人にどんどん近づいていくのでしょうね。それが成長というものなのでしょうね。
曽祖父不孝なひ孫ですが、毎日頑張って生きています。
嫌なことがあるとセサミストリートの公式アカウントを見て元気を出しています。
まだまだそっちに行く予定はありませんが、見守っていてください。
あと励みになるので、天国からでも読者登録とスターとコメントよろしくお願いします。