夢の途中ブログ

プライドの柔らかいところを

財布に2円しか入ってない

2円しかない。

びっくりだ。みんなもびっくりしたよね?
2円しかないの。ほんとに。

2円しかない。良い機会だ。
なぜこうなってしまったのか。
私の人生はこれでいいのか。
このまま大人になったときにどのような弊害が生まれるのか。
金がないと人は死ぬのか。
貯金とは。

ということについて今回は考えようと思う。


我が家のお小遣い日は15日だ。
1ヶ月の真ん中、こうした理由は知らない。
高校生になってから少しだけ値上がりしたお小遣いが渡される。

多くも少なくもないはずのバイトをしていない高校生にしては平均的な?金額をもらっている。
なぜここで明確な数字を書かないかといえば「え?そんなにもらってんのに足りなくなるとか計画性のないクズとしか言いようがありませんねえ」と言われるのが嫌だからです。


別にお小遣いが少ないわけではないのだ。
うちの学校はバイト禁止だけど、最近文章を書いて少しだけお金をもらうこともある。

別にお金が足りてないわけではないはずなのだ。


でも2円しかない。
さては嘘だな?と思って財布をもう一度見ても2円。

面白いな。と思ってまた財布を開けて2円。

いっそ申し訳程度に残すな。
親に養われてのうのうと生きてる身分でなければ明後日には死んでた。
恐ろしいことである。2円で人は生きていけない。


大した買い物をしたわけではない。
何で金を使ったのかあまり覚えていない。恐ろしいことである。

紀伊国屋本店に久々に行き、気が狂ったように単行本を買いまくった。
文庫を買えばいいものを単行本を買いまくったので本当に気が狂っていたのだと思う。
あとどうでもいい仕掛け絵本を買った。
どうでも良くはない。仕掛け絵本そのものは本当に綺麗で精巧で素晴らしかった。

いや、でもこの絵本どうすんの?
家でにこにこしながらこれを読むのか?
もう飽きたけど。3回読めば飽きるから。
子どもができたら読み聞かせしてあげよう。

2円しかない女が将来子どもを持つことを考えるな。仕掛け絵本を読んで寝ろ。


正直あと1200円の段階でヤバいなってわかってた。
残り1200円になったのが昨日ね。昨日。

だから全然イケたはずなのよ。15日にはお小遣いが入るんだからさ。
青ペンのインクがなかったけど青ペンのインクは100円くらいだから。

これは別にお金に限らないのですが、多分私の中には「天才」がいるんです。
いや私が天才って言いたいんじゃなくて。
なんかやたら天才気質な部分が眠っていて(天才ではないのに)たまにそいつが目を覚ますんです。

で、私は天才ではないから、恐ろしいことに天才ではない奴が天才の行動を取るとそれは「バカ」っていうんですね。

残り1200円になった財布を見た時「いけるいける、全部使っちゃお!」って思って。

こいつがいる限り貯金なんて永遠にできない。

普段全然行かないんですけど、スタバに行ってフラペチーノを飲んで。別に飲みたくもなかったけど。「ソイでお願いします」って言ったら、店員に「豆乳ですね?」って返されて恥ずかしかったし。私がカッコつけたみたいにすんな。そう書いてあんじゃんか。

で、あと500円くらい残ってたんでどうしようかな〜と(この時全額使い切ることをなぜか目標に掲げていた)思ってたけどコンビニに入ったら妙におでんが食べたくなって、終了。お釣りは2円。


もう永久に「天才の私」には引っ込んでいてもらいたい。お前は残念ながら天才ではない。
あと青ペンもない。青で書けば集中力が上がると聞いて青ばっかり使ってたからだ。
青ペンがない理由も買い足せない理由も、隅から隅までバカだ。

お小遣い日まで本当に何も買えない。何も買えないんだ…

パスモのチャージ金額があったか!と思って今日見たら7円だった。
9円あったところで何も買えない。定期圏内から一駅も出られない。

オチも何もない。不安しかない。「借金 しない方法」で検索して将来に備えるしかない。